2018年04月22日

宝が池の森保全再生協議会による防鹿柵の説明会レポート

4月20日
午後4時から、宝が池公園にて、尾根の防鹿柵の説明会が行われました。
高柳先生、丹羽先生、長嶋先生から、協議会の取り組みの現地説明を行っていただきました。

●さくらの森で行われている長島先生の調査エリア
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2015年から設置されているこちらの防鹿柵は、森林の再生に向けて、択伐するや皆伐を行うことで、森林がどのように再生するのか?を調べている実験区です。
3年目になってようやく、明確な違いが見えてきたようで、皆伐区のネットの中は実生が育っており、種数も多いそうです。択伐区の方はヤマツツジなどが生えているそうです。
植生の他、土壌の流出も調査されており、今年からはシードトラップも設置しているそうです。

●「コバノミツバツツジのトンネルを守ろう」防鹿柵での調査研究の説明
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柵の中ではすでに、京都府立大学によるモニタリング調査が開始されています。
今後、コバノミツバツツジを再生するための方法について研究される予定です。
また、京都学園大学では、市民による花量調査の方法が模索されています。カメラを使って定点から撮影し、花量を調査してゆくという簡易なもので、この方法できちんと結果が出れば、来年度から、市民調査として取り入れていくことになるかもしれません。
これらの研究成果が、今後の宝が池での森の再生活動にフィードバックされていくことになります。

●高柳先生から防鹿柵の説明の様子
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今回設置した柵は、支柱は農地向けから山地向けに変更した特注品です。ネットも下から1mはダイニーマという強化繊維を使っています。そのため、1mで2500〜2700円と比較的高価な柵ですが、破れにくく丈夫なものとなっています。
設置もシンプルでより丈夫な施工方法をとっており、施工自体もしっかりと行われているので、「これなら絶対にシカは入れない!」という柵ができあがりました。
メンテナンスも「雪の無い宝が池の森では、年に1回程度+台風などの後程度で大丈夫。」とのことです。
柵の詳細は、取りまとめてホームページに掲載する予定です。

  
●宝が池の森保全再生協議会の様子
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午後6時からの宝が池の森保全再生協議会では、宝の森をつくる会の高谷さんから、「コバノミツバツツジのトンネルを守ろう!」プロジェクトの報告が行われました。
活動の参加人数や寄付金額と収支決算が報告されました。
その後、「プロジェクトの残額をどうしてゆくのか?」「今後、シカ対策をどう進めてゆくのか?」「シカ柵の管理体制」などについて、活発な意見交換が行われました。

●協議会を終えて…
今回の「コバノミツバツツジのトンネルを守ろう」プロジェクトは、新聞やテレビといったメディアにも取り上げられ、道行く人からも好意的な声を多くいただきました。
無事に防鹿柵を設置できたことを喜ぶと同時に「皆様からいただいたお金をしっかりと活かしてゆかなければ」と身が引き締まる思いです。
今後、シカ対策の全体計画の具体的な協議が進み次第、皆さんにご報告していきたいと思います!(小川美知)
posted by takaranomori at 22:04| Comment(0) | 日記
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